枕カバーを洗うおすすめの頻度と洗濯の方法|大事な抱き枕カバーはどうやって洗う?

枕カバーの洗濯についてこんな疑問を持っていませんか?

  • 枕カバーってどれぐらいの頻度で洗えばいい?
  • どうやって洗濯すればいいの?
  • 抱き枕カバーの洗濯方法は?

この記事では、枕カバーのおすすめの洗濯頻度や洗濯方法について詳しく紹介します。
抱き枕カバーの洗濯方法や枕カバーの黄ばみの落とし方についてもまとめておくので、ぜひ参考にしていください。

1.枕カバーを洗うおすすめの頻度

枕カバーを洗うおすすめの頻度

まずは枕カバーを洗うおすすめの頻度について詳しく紹介します。

1-1.枕カバーは毎日洗った方が良い?

枕カバーは毎日洗った方が良い?

枕カバーはできれば毎日、最低でも2~3日に1回は洗うのがおすすめです。
毎日洗った方が良い理由としては、次の5つが挙げられます。

  • こまめに交換しなければニキビの原因になる
  • 一晩で寝具の雑菌は4倍以上も増殖する
  • 毎日洗えば風水でも運気がアップするとされている
  • 汚れがたまらないため「つけおき洗い」などの手間を省ける
  • クリーニング代を節約できる

枕カバーには肌が直接触れるため、こまめに交換しなければニキビの原因になってしまいます。
東京イセアクリニックの内田佳孝医師も、次のような見解を示しています。

不潔なまくらはニキビ発生を招きます。こまめに変えるなど清潔を保ちましょう。特にうつ伏せでないと眠れない方は、毎日変えるか新しいフェイスタオルをひいて寝ることをお勧めします。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/

実際にP&Gの研究によると、ひと晩寝るだけ寝具の菌は4倍以上も増殖することもわかっています。
この実験ではシーツが使用されていますが、枕カバーには顔の皮脂やフケが付着するため、より雑菌が繁殖しやすいといえます。

    被験者: 30代〜40代の男性8名
    実施期間: 2009年1月5日~26日
    実験内容:新品のシーツでひと晩寝ると、どのくらい菌が増えるかを実験

【実験結果】


引用元:https://kyodonewsprwire.jp/

また風水では枕カバーには、寝ている間に汗と一緒に悪い気が吸収されると考えられています。
そのため枕カバーを毎日交換するだけで、運気アップするとも言われています。

さらに頻繁に洗濯すれば汚れがたまらないため、つけおき洗いやクリーニングの必要もなくなります。
枕カバーは自宅でも簡単に洗えるので、この機会に枕カバーの洗濯方法をマスターしておきましょう。

2.枕カバーの洗い方

枕カバーの洗い方

枕カバーの洗い方には、次の4通りの方法があります。

  1. 洗濯機で洗う
  2. 手洗いする
  3. つけおき洗い
  4. クリーニングに出す

枕カバーの素材や汚れ具合に合わせて、適切な方法でお手入れを行いましょう。

2-1.枕カバーを洗濯機を使って洗う方法

枕カバーを洗濯機を使って洗う方法

洗濯桶の中に数字が書かれているマークが付いていれば、洗濯機で洗うことができます。


引用元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/

数字は洗濯液の上限温度、洗濯桶の下に線があれば弱水流で洗う必要があるという意味になります。
枕カバーを洗濯機で洗う手順は以下の通りです。

【洗濯機で枕カバーを洗う方法】

  1. 枕カバーを裏返して洗濯ネットに入れる
  2. 洗濯機に洗剤を投入する
  3. やさしく洗えるコースを選ぶ
  4. 脱水は30秒以内に設定しておく
  5. タオルドライに包んで水分を吸い取る
  6. シワを伸ばしながら風通しが良い日陰に干す

洗濯ネットは、なるべく網目が細かいものを使うのがおすすめです。
色落ちや摩擦を防ぐためにも、他の物と一緒にせず、枕カバー単体で洗濯しましょう。

2-2.枕カバーを手洗いする方法

枕カバーを手洗いする方法

洗濯桶に手を入れているマークが付いている場合は、家庭で手洗いすることができます。


引用元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/

シルクなどのデリケートな素材は、なるべく手洗いするのがおすすめです。
枕カバーを手洗いする手順は以下の通りです。

【枕カバーを手洗いする方法】

  1. 枕カバーを裏返す
  2. 洗面器に40度以下のぬるま湯を入れる(シルクは30度以下)
  3. ②に中性洗剤を入れて洗濯液を作る
  4. 軽く押し洗いをする
  5. 泡が出なくなるまでしっかりすすぐ
  6. 軽く水を切ってタオルドライに包んで水分を吸い取る
  7. シワを伸ばしながら風通しが良い日陰に干す

ゴシゴシ擦ると生地を傷めてしまうので、押し洗いをするのがポイントです。
洗剤が残らないように、最低でも2~3回は水を交換してしっかりすすぎを行いましょう。

2-3.枕カバーの汚れが特に気になる時の洗い方

枕カバーの汚れが特に気になる時の洗い方

LIONの調査によると、枕カバーをつけおき洗いをすれば、臭いの元となる汚れの洗浄力が高まることがわかっています。

【枕カバーをつけおき洗いした時のニオイのもととなる汚れの洗浄力結果】


引用元:https://lidea.today/articles/524

汚れや匂いが気になる時は、「つけおき洗い」をしてみましょう。
つけおき洗いの手順は以下の通りです。

【枕カバーをつけおき洗いの方法】

  1. 洗面器に30~40度ほどのぬるま湯を入れる
  2. お湯1リットルに対して小さじ1ほどの洗剤を溶かす
  3. 枕カバーを入れて30分ほどつけおきする
  4. 軽く押し洗いをする
  5. 泡が出なくなるまでしっかりすすぐ
  6. 軽く水を切ってタオルドライに包んで水分を吸い取る
  7. シワを伸ばしながら風通しが良い日陰に干す

ただしシルクなどのデリケートな素材や家庭で洗濯できない素材は、「つけおき洗い」をすることができません。
家庭で洗濯できない素材には次のようなマークが付いています。


引用元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/

これらの素材の汚れや臭いを落としたい場合は、クリーニングを利用しましょう。

2-4.枕カバーをクリーニングに出すメリット・デメリット

枕カバーをクリーニングに出すメリット・デメリット

クリーニング店に依頼すれば、家庭で洗えない枕カバーも洗濯してもらえます。
その他にも次のようなメリットがあります。

枕カバーをクリーニングに出すメリット
  • 手間がかからない
  • 洗濯に失敗するリスクが低い
  • 家庭で洗濯できない素材でも洗える
  • しつこい汚れや臭いもしっかり落とせる

ただし次の2点はデメリットといえます。

枕カバーをクリーニングに出すデメリット
  • 1枚につき1回1,000円~2,000円の費用がかかる
  • 仕上がりに数日かかる場合が多い

枕カバーは毎日使うものなので洗えるものを選んでおいて、普段は自宅で、汚れが気になる時はクリーニング店と使い分けるようにしましょう。

3.大切な抱き枕カバーはどうやって洗うのがおすすめ?

大切な抱き枕カバーはどうやって洗うのがおすすめ?

大切な抱き枕のカバーは、ダメージが少ない「手洗い」で洗濯するのがおすすめです。
ただし洗濯桶に×のマークが付いている枕カバーは、家庭で洗濯することができません。


引用元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/

洗い始める前には必ず、洗濯表示で確認しておきましょう。
では抱き枕カバーを手洗いする手順を紹介します。

【抱き枕カバーを手洗いする方法】

  1. 本体から抱き枕カバーを取り外す
  2. 枕カバーを裏返してファスナーを閉じる
  3. 洗面器または洗面台に30~40度のお湯をはる
  4. お湯に中性洗剤を入れて洗濯液を作る
  5. 洗濯液に枕カバーを入れて5分ほどつけ置く
  6. ファスナーを開けて軽く揺すり洗いをする
  7. ファスナーを閉じて軽く押し洗いをする
  8. 洗濯液を流して泡が出なくなるまですすぐ
  9. タオルドライに包んで水分を吸い取る
  10. シワを伸ばしながら風通しが良い日陰に干す

おすすめは「手洗い」ですが、洗濯機で洗うことも可能です。
洗濯機を使う場合は、必ず洗濯ネットに入れて、手洗いコースなどの弱水流で洗いましょう。

4.枕カバーを洗うのに適した洗剤

枕カバーを洗うのに適した洗剤

枕カバーの洗濯には「中性洗剤」が適しています。
洗濯洗剤は主に次の2種類に分類することができます。

  • 中性洗剤:生地に負担がかかりにくく枕カバーの洗濯に最適
  • 弱アルカリ性洗剤:洗浄力が高く普段着の洗濯に適している

枕カバーはデリケートな素材が多いので、生地に負担がかかりにくい中性洗剤を使用するのがおすすめです。
特にデリケートなシルクの枕カバーには、シルク専用の洗剤やおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使いましょう。

また蛍光剤入りの中性洗剤を使えば、白い枕カバーをより白く洗い上げることができます。
ただし次のような枕カバーに蛍光剤入りの洗剤を使用すると、色褪せて見えたり、生地の風合いが変わったりする可能性があります。

  • 淡い色(ベージュ、生成り、ピンク、グレー)の綿
  • レーヨン

これらの素材の枕カバーを洗濯する際は、蛍光剤無配合の中性洗剤を使いましょう。

5.枕カバーの干し方

枕カバーの干し方

枕カバーの乾かし方には、次の3通りの方法があります。

枕カバーの乾かし方による仕上がりと生地へのダメージ

枕カバーの乾かし方仕上がり生地へのダメージ
日陰に干す伸ばして干せば
シワを防げる
少ない
乾燥機で乾かすふわふわあり
天日干しバリバリになりやすい劣化しやすい

枕カバーを天日干しすると、パリパリに仕上がって肌触りが悪くなってしまいます。
紫外線の影響による生地の劣化を防ぐためにも、枕カバーは風通しが良い日陰で乾かしましょう。

【枕カバーの干し方】

  1. タオルドライで軽く水分を取る
  2. ファスナーを開けて裏返す
  3. シワを伸ばしながら風通しが良い日陰に干す

また風が通りやすいように、次のような工夫をすれば早く乾かすことができます。

  • 平干しネットに広げて干す
  • 2本のハンガーを使ってM字に干す

乾燥機を使いたい場合は、タンブル乾燥についての洗濯表示を確認しておきましょう。


引用元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/

6.替えの枕カバーはどれくらい必要?

替えの枕カバーはどれくらい必要?

毎日使うものなので、替えの枕カバーを1~2枚は準備しておくのがおすすめです。
替えの枕カバーがあれば、次のようなケースにも対応することができます。

  • 天気が悪くて乾かなかった
  • 忙しくて洗濯できなかった
  • ファスナーが急に壊れてしまった

生地の劣化を防ぐためにローテーションして使いたい人やまとめて洗いたい人は、替えの枕カバーを3枚以上は用意しておきましょう。

7.黄ばんだ枕カバーを綺麗に洗う方法

黄ばんだ枕カバーを綺麗に洗う方法

枕カバーの黄ばみは、酸素系漂白剤を使って「つけおき洗い」をすると綺麗に落とせます。

準備するもの

  • 粉末タイプの酸素系漂白剤
  • 中性洗剤

黄ばんだ枕カバーを綺麗に洗う方法

  1. 漂白剤が使えるかどうかを確認する
  2. 洗面器に40~50度のぬるま湯を入れる
  3. お湯1リットルに対して5gの酸素系漂白剤を加える
  4. ②に枕カバーを入れてラップをする
  5. 30分ほどつけおく(2時間以上は浸さない)
  6. 普段通り洗濯をする

参考サイト:https://www.kao.co.jp/widehaiter/

酸素系漂白剤に重曹を加えれば、漂白効果がさらにアップします。
上記の方法でも落ちない黄ばみには、次の3つを混ぜたものを歯ブラシにつけて落としましょう。

  • 食器用中性洗剤…3滴
  • 衣類用酸素系液体漂白剤…小さじ3
  • <重曹…小さじ3/li>

重曹が解けない程度に軽く混ぜるのがポイントです。
時間が経つと酵素の効果が低下するので、混ぜたらすぐに使うようにしましょう。

8.まとめ

まとめ

枕カバーはできれば毎日、最低でも2~3日に1回は洗うのがおすすめです。
洗濯は次の4通りの方法で行えます。

  1. 洗濯機で洗う
  2. 手洗いする
  3. つけおき洗い
  4. クリーニングに出す

洗濯機や手洗いに対応している枕カバーなら、自宅で気軽に洗濯することができます。
枕カバーを選ぶ際には、洗濯表示を確認して、洗えるものを選んでおきましょう。

 

 

枕カバーの関連記事